検査・診断
どの科にいったらいいの?
肝臓がんが疑われたら消化器科や外科にいきましょう。初期症状が腹痛なので、内科を受診してしまうことがあるかもしれませんが最初は内科でも問題ありません。いちはやく検査を行い、症状の原因をつきとめましょう。
なお、肝がんは突然健康な肝臓にできることはほぼないといわれています。多くのケースで、慢性肝炎や肝硬変になってからがんになります。
病院の検査の方法
肝臓がんの検査は以下のような手順で行われます。
問診
何か異常があって病院を訪れた場合は、医師から症状、病歴、生活習慣などについて質問があります。なお、診察前に問診表がわたされることがありますので、そちらも正確に記述するようにしてください。
肝臓の病気があって異変があった場合は、異変の詳細を医師にうまく伝えるようにしましょう。
血液検査
血液検査では、肝臓の機能、肝炎ウイルスの有無、腫瘍の有無などを調べます。C型肝炎から肝がんができるまでは、まず肝硬変になることが多いので、血小板の数が正常な場合の25万個から約半数の12万個以下になれば癌がでやすくなったと疑われます。
- 肝機能検査
血液中の成分を調べることにより、肝臓の細胞(肝細胞)が正常に機能しているかどうかを検査します。
血液中の総ビリルビン、血清アルブミン、プロトロンビン時間などを調べて肝機能を検査します。 - ウイルスマーカー
肝機能検査で異常が見られた場合、B型やC型の肝炎ウイルスに感染しているかどうか調べます。感染がわかった場合は、肝臓がんの危険性が疑われますので、腫瘍マーカーによって肝臓がんを発症していないかどうかを調べます。 - 腫瘍マーカー
肝臓がんが発生した場合は、血液中に特定の成分が増えますので、それらの量を測ることで肝臓がんの有無を調べます。
肝がんの腫瘍マーカーには、AFPやPIVKA-Ⅱの2種類がよく用いられます。
画像検査
画像検査では、まず腫瘍の有無を確認し、その後良性か悪性かを調べます。さらに、がんの広がりりをみることによって治療方針の検討を行います。画像検査には以下のようなものがあります。
- 超音波検査(エコー)
音波を画像に変換して体内を観察する検査です。患者の身体的負担が少なく、容易に症状を発見することができます。何度検査しても身体への影響は少なく、安全です。がん細胞が密集しているところは黒くみえます。 - CT検査
放射線などを使って、コンピュータで人体を断層撮影することにより、体内の状況を検査する方法です。検査時間はMRIに比べてそれほど長くありません。妊娠している方は申し出る必要があります。 - MRI検査
電磁波を使って体内を検査する方法です。放射線の被曝がないことが利点です。検査にはやや時間がかかります。CTと同様、詳しい情報を得ることができます。造影剤によるアレルギー反応がでる場合があります。また、妊娠している方は申し出る必要があります。 - 肝血管造影検査
肝臓がんの血流の状態や血管浸潤の有無を調べます。足の付け根や腕からカテーテルといわれる細い管を挿入して肝臓まで送り、造影剤を投入してX線撮影を行います。
肝正検
がんの性質を調べる検査です。超音波で画像を見ながら、細い針を刺して肝細胞の一部を採取し、顕微鏡で調べます。画像検査で判断がつかない場合やがんがどうかわかりにくい境界にあるような病変がある場合にこの検査を行います。








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